目次
⚡ このページの要点(30秒まとめ)
- 失業給付を受けるには、離職票を持ってハローワークで求職申込み&受給資格決定の手続きをする。
- 持ち物:離職票1・2、マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)、証明写真2枚、本人名義の通帳、印鑑。
- 受給資格決定後は7日間の待機。自己都合は原則さらに約1ヶ月の給付制限がある。
- 原則4週間ごとの失業認定日に出頭し、求職活動実績を申告すると基本手当が振り込まれる。
- 早く再就職すると再就職手当の対象になる。
退職後、まず何をする?ハローワーク手続きの全体像
このページは、会社を退職したばかりで「ハローワークで何から手続きすればいいか分からない」方に向けたガイドです。退職後にやること、初回訪問の持ち物、初回訪問→受給説明会→失業認定日という手続きの流れ、そして失業給付を受け取り続けるために必要な求職活動実績の作り方まで、順番どおりに読むだけで分かるようにまとめました。読み終えれば、自分が今すぐやるべきことと、いつ・いくら受け取れるかの見通しが立ちます。
退職後にまずやることは、会社から離職票が届くのを待ち、届いたら住所地を管轄するハローワークへ求職の申込みに行くことです。失業給付(基本手当)を受け取るには、ハローワーク(公共職業安定所)での手続きが必須です。手続きの開始が遅れるほど初回振込も遅くなるため、離職票が届いたらできるだけ早く動きましょう。
退職 → 離職票を受け取る(通常2週間以内に郵送)→ ハローワークで求職申込・受給資格決定 → 受給説明会 → 7日間の待機 → 給付制限(自己都合のみ1ヶ月)→ 失業認定日(4週間ごと)→ 指定口座へ振込
自分がいくら受け取れるか、今すぐ無料で確認できます
無料で給付金を診断する →ハローワーク手続き3ステップ(初回訪問→受給説明会→認定日)
ハローワークの手続きは、大きく分けて次の3ステップで進みます。まずこの流れ全体をつかんでおくと、いつ・何をすればいいかが一気に分かります。
初回訪問(求職申込・受給資格決定)
離職票が届いたら、住所地を管轄するハローワークへ。求職申込書を記入し、離職票を提出します。受給資格が決定すると「雇用保険受給資格者証」が交付されます。所要時間は1〜2時間が目安です。
受給説明会(雇用保険説明会)
初回訪問の約1〜2週間後に開催。受給中のルール・認定日のスケジュール・求職活動の方法などが説明されます。最初の失業認定日もここで指定されます。欠席すると給付が止まるため必ず出席してください。
失業認定日(以後4週間ごと)
指定された認定日にハローワークへ出向き、求職活動実績を報告します。失業と認定されると、約1週間後に指定口座へ基本手当が振り込まれます。以降は4週間に1度の認定日を繰り返します。
初回訪問の持ち物・必要書類チェックリスト
「ハローワーク 初回 持ち物」で迷う方が最も多いポイントです。下のチェックリストをすべて揃えてから行くと、その日のうちに手続きが完了します。
① 初回訪問(離職票提出・求職申込)の持ち物
退職後、初めてハローワークへ行く際に必要な持ち物です。すべて揃えてから行くとその日のうちに手続きが完了します。
-
雇用保険被保険者離職票(1と2、両方必要)
退職後に会社から郵送されます。2週間以上経っても届かない場合は会社の担当部署に確認してください。 -
マイナンバーカード
※ない場合:通知カード(または個人番号記載の住民票)+運転免許証・パスポートなど顔写真付き身分証 -
証明写真 2枚(縦3.0cm × 横2.5cm)
最近3ヶ月以内に撮影したもの。帽子・サングラス不可。コンビニのプリンターやスマホアプリでも作成可。 -
本人名義の通帳またはキャッシュカード
給付金の振込先口座として登録します。家族名義は不可。ネット銀行も一部可(要確認)。 -
印鑑(シャチハタ不可)
認印で可。スタンプ式(シャチハタ)は使用不可です。
② 受給説明会(雇用保険説明会)の持ち物
初回手続きの約1〜2週間後に開催される受給説明会は、認定日とは別の持ち物が必要です。欠席すると給付がストップするため必ず出席してください。
-
雇用保険受給資格者証
初回手続き時に交付されます。説明会で写真を貼付する場合があります。 -
失業認定申告書
説明会当日に配布されるケースもありますが、指定があれば持参します。 - 印鑑(シャチハタ不可)
-
筆記用具
受給ルール・認定日スケジュールの説明があるためメモできるものを持参。
服装・その他の注意点
ハローワークに服装の規定はなく、私服で問題ありません。ただし、求職活動の相談も行う場合はビジネスカジュアル程度が印象良くなります。
| 場面 | 服装の目安 |
|---|---|
| 初回訪問・認定日 | 普段着でOK |
| 受給説明会 | 普段着でOK |
| 職業相談・面接紹介を受ける場合 | ビジネスカジュアル推奨 |
離職票が届かない・会社が出してくれない場合の対処法
「退職したのに離職票が届かない」「会社が離職票を出してくれない」というケースは少なくありません。離職票がないと失業給付の手続きが進められないため、状況に応じて次のように対応します。
まずは届く時期の目安を確認
離職票は、会社が退職後10日前後でハローワークに離職証明書を提出し、発行された後に本人へ郵送されます。手元に届くのは退職から2週間程度が一般的です。まだこの期間内であれば、もう少し待ちましょう。
2週間以上たっても届かない場合
- ① まず会社の人事・総務に催促する
「離職票がまだ届かない」と連絡し、発行・郵送の状況を確認します。発行を依頼していないと会社が認識していないこともあります。 - ② ハローワークに相談する
会社が手続きをしない場合、ハローワークから会社へ離職票の交付を促してもらえます。退職者本人がハローワークに申し出ることが可能です。 - ③ 仮手続き(仮申請)を利用する
離職票が間に合わなくても、退職を証明できる書類(退職辞令・健康保険資格喪失証明書など)があれば、ハローワークで仮の手続きを進められる場合があります。給付開始の遅れを防げます。
求職活動実績の作り方|認められる活動・必要回数
「求職活動実績」は、失業認定を受けて基本手当を受け取り続けるための最重要条件です。認定期間(4週間)ごとに原則2回以上の実績が求められます。ここでは何が実績として認められるか、初回認定日までに何回必要か、どうすれば効率よく作れるかを解説します。
認められる活動・認められにくい活動
| 活動の種類 | 実績になる? | ポイント |
|---|---|---|
| ハローワークでの職業相談 | ✅ なる | 当日でもOK。窓口で「相談したい」と伝えるだけ |
| 求人への応募(書類送付・WEB) | ✅ なる | ハローワーク経由でなくても可 |
| 求人への面接 | ✅ なる | 1回で1実績 |
| 転職エージェント・就職支援会社での相談 | ✅ なる | 登録・面談が1実績になる |
| ハローワーク主催のセミナー・説明会 | ✅ なる | 事前予約が必要な場合あり |
| 民間の就職セミナー・合同面接会 | ✅ なる | 参加証・受付票を保管しておく |
| 職業訓練の受講・申し込み | ✅ なる | 受講中は毎回実績扱い |
| 求人サイトで求人を見るだけ(応募なし) | ❌ ならない | 応募・面接が伴わないと実績に非該当 |
| 資格の独学・自己学習 | ❌ ならない | 職業訓練として申し込まれた場合は別 |
| ハローワークインターネットサービスで求人検索のみ | ❌ ならない | 応募まで行えばOK |
初回認定日までに必要な実績回数
「最初の認定日までに何回必要か」は退職理由によって変わります。会社都合退職は待機7日後の初回認定までに1回、自己都合退職は1ヶ月の給付制限があるため、その間の初回認定までに1回でOKです。給付が始まって以降は、各認定日(4週間ごと)までに原則2回以上を継続して用意します。
| 認定期間 | 必要回数 | 備考 |
|---|---|---|
| 会社都合退職の初回認定 | 1回 | 待機期間7日間後の最初の認定 |
| 給付制限中の初回認定(自己都合) | 1回 | 給付制限期間(1ヶ月)中に1回 |
| 給付開始後(毎回の認定日) | 2回以上 | 4週間ごとに2回以上 |
認定日当日でも間に合う実績の作り方
ハローワークインターネットサービスから求人に応募する
自宅のPCやスマートフォンから求人に応募→ハローワーク経由の応募として実績1回にカウント。応募先・日付を認定申告書に記入。
ハローワーク窓口で職業相談する
「求人を探したい」と窓口で相談するだけで実績1回。所要時間は15〜30分程度。当日でもOKで最も手軽な方法。
転職エージェントに登録・面談する
リクルートエージェント・マイナビ・doda等への登録と初回面談が実績1回。オンライン面談も可。次回認定日に向けた実績として活用できる。
就職セミナー・合同面接会に参加する
ハローワーク・民間問わず参加証があれば実績になる。複数社への応募を1日でまとめられ効率的。
自分がいくら受け取れるか、今すぐ無料で確認できます
無料で給付金を診断する →失業認定日の流れと持ち物
失業認定とは、ハローワークが「今も失業状態にある(就職活動をしている)」ことを確認する手続きです。認定日には「失業認定申告書」を提出し、認定期間中の求職活動実績を報告します。認定されると約1週間後に基本手当が指定口座へ振り込まれます。
失業認定日の持ち物
初回手続き後、4週間ごとに訪れる失業認定日に必要な持ち物です。初回訪問とは異なるため注意してください。
-
雇用保険受給資格者証
初回手続き時に交付されるカード。毎回の認定日に必ず持参します。 -
失業認定申告書
前回の認定日に次回分を受け取ります。求職活動の内容・アルバイトの有無などを記入して持参。 - 印鑑(シャチハタ不可)
認定日に都合がつかないとき
認定日を無断欠席すると、その期間の給付は受けられません。次のような正当な理由がある場合は、事前にハローワークに連絡すれば認定日を変更できることがあります。証明書類(面接証明・診断書など)を求められる場合があるため早めに相談しましょう。
- 就職・面接・採用試験
応募先での面接や試験。面接証明書の提出を求められることがあります。 - 本人の病気・けが
診断書など証明できる書類があると確実です。 - 本人の婚姻・親族の冠婚葬祭
招待状・会葬礼状などが証明になります。 - 国家試験・資格試験の受験
受験票などを保管しておきましょう。 - ハローワークの紹介による各種選考
オンラインでできる手続き(ハローワークインターネットサービス)
ハローワークへ出向かなくても、自宅のPCやスマートフォンから利用できるハローワークインターネットサービスがあります。求職活動の効率化に役立つため、初回登録の際に「オンライン化」を申し出ておくと便利です。
オンラインでできること
- 求人検索・求人情報の閲覧
全国のハローワーク求人をいつでも検索できます。 - オンライン求職申込(仮登録)
来所前に求職情報を入力しておくと、初回訪問の窓口手続きがスムーズになります。 - オンライン自主応募・ハローワーク経由の応募
マイページから求人に応募でき、ハローワーク経由の応募は求職活動実績になります(検索のみは実績になりません)。 - 求職活動実績の確認・職業相談(オンライン)
一部のハローワークではオンラインでの職業相談にも対応しています。
手続きをスムーズに進めるコツ
早めに動く
離職票が届いたら1日でも早くハローワークへ。手続きの開始が遅れるほど初回振込も遅くなります。申請から振込まで自己都合で約2ヶ月、会社都合で約1ヶ月かかります。→ 失業保険はいつからもらえる?
受け取れる金額を先に把握しておく
基本手当の日額は、退職前6ヶ月の賃金と年齢で決まります。家計の見通しを立てるために、手続き前におおよその金額を確認しておくと安心です。→ 失業保険の給付額計算
認定日は絶対に守る
認定日を無断欠席すると、その期間の給付が受けられません。やむを得ない事情がある場合は事前にハローワークに連絡してください。
求職活動の記録をつける
応募・面接・相談の日時・内容を記録しておきましょう。認定日に正確に申告するためのメモになります。再就職が決まった際は、給付日数の残りに応じて再就職手当が受け取れることもあります。
ハローワーク・転職エージェント・転職サイトの比較
求職活動は1つに絞る必要はなく、併用が効果的です。それぞれの特徴を押さえて使い分けましょう。いずれも求職活動実績の対象になり得ます(応募・相談・面談など)。
| 項目 | ハローワーク | 転職エージェント | 転職サイト |
|---|---|---|---|
| 費用 | 無料 | 無料(求職者側) | 無料 |
| 求人の傾向 | 地元・中小企業が中心で幅広い | 非公開求人・専門職に強い | 件数が多く自分のペースで探せる |
| サポート | 職業相談・紹介状の発行 | 担当者が書類添削・面接対策・日程調整 | 基本は自己応募(スカウト機能あり) |
| 失業給付との関係 | 失業給付の申請・認定はここで行う(必須) | 登録・面談が求職活動実績になる | 応募が求職活動実績になる |
| 職業訓練との関係 | 公共職業訓練・求職者支援訓練の窓口 | 基本的に取り扱いなし | 基本的に取り扱いなし |
| 向いている人 | 給付を受けながら地元で探したい人 | 手厚い支援で効率よく転職したい人 | 自分のペースで多くの求人を比較したい人 |