自己都合退職とは
自己都合退職とは、転職・結婚・引越し・一身上の都合など、労働者側の意思による退職のことです。会社から解雇・リストラされた「会社都合退職」と異なり、ハローワークでの失業給付に際して給付制限期間が設けられます。
転職活動のため・結婚・育児・介護(※一定条件で特例あり)・体調不良・引越し・単純に辞めたかった など
ただし、形式上は自己都合でも、実態が「やむを得ない理由」と認められれば「特定理由離職者」として給付制限が免除される場合があります(後述)。
給付制限1ヶ月の仕組み【2025年4月改正】
2025年4月の雇用保険法改正により、自己都合退職の給付制限期間は原則1ヶ月に短縮されました(2025年4月1日退職分から適用)。7日間の待機期間+1ヶ月の給付制限期間を経て給付開始です。
| 離職区分 | 待機期間 | 給付制限 | 初回振込まで |
|---|---|---|---|
| 自己都合退職 | 7日間 | 1ヶ月(※) | 約2ヶ月後 |
| 会社都合退職 | 7日間 | なし | 約1ヶ月後 |
| 特定理由離職者 | 7日間 | なし | 約1ヶ月後 |
※過去5年以内に2回以上の自己都合による受給がある場合(3回目以降)は給付制限3ヶ月が適用されます。
申請から初回振込までの詳しいスケジュールは→ 失業保険はいつからもらえる?完全ガイド
もらえる失業保険の金額
失業保険(基本手当)の金額は、退職前6ヶ月の賃金をもとに計算されます。
給付日数(自己都合退職の場合)
| 被保険者期間 | 給付日数(全年齢) |
|---|---|
| 1年以上〜10年未満 | 90日 |
| 10年以上〜20年未満 | 120日 |
| 20年以上 | 150日 |
給付金額・日数の詳細は雇用保険の基本手当ガイドをご覧ください。
自己都合退職でもらえるその他の給付金
再就職手当
給付制限中に就職が決まれば、残日数の最大70%を一括受給。早期就職でお得に。
教育訓練給付金
職業訓練の受講料の最大70%を国が補助。給付制限中の受講でスキルアップも可能。
住民税・国保料軽減
雇用保険の給付を受けながら国保加入の場合、保険料が最大7割軽減される特例あり。
退職金
自己都合の場合も退職金は支給されます(会社規定で金額が変わる場合あり)。
給付制限が免除されるケース(特定理由離職者)
形式上は自己都合でも、やむを得ない理由がある場合は「特定理由離職者」として認定され、給付制限が免除されます(7日間の待機期間後すぐに受給開始)。
・体力の不足・疾病・負傷を理由とした退職
・妊娠・出産・育児を理由とした退職
・父母の介護を理由とした退職
・配偶者の転勤・転居に伴う退職
・通勤困難(片道2時間超など)
・会社の賃金大幅カット(3ヶ月連続10%以上など)
ハローワークで離職票を提出する際に、退職理由の詳細を正確に申告することが重要です。詳しくは会社都合退職でもらえるお金も合わせてご確認ください。