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教育訓練給付金 完全ガイド

転職活動中・在職中に資格取得やスキルアップ講座の費用を国が補助。最大56万円を受け取る方法を解説。

📋 このページの目次

  1. 教育訓練給付金とは
  2. 3種類の給付金と給付率
  3. 受給条件
  4. 対象講座の探し方
  5. 申請手続きの流れ
  6. 転職活動中の活用術
  7. よくある質問

教育訓練給付金とは

教育訓練給付金は、働く人々の能力開発とキャリア形成を支援するために国(雇用保険制度)が設けた給付金制度です。厚生労働省が指定した教育訓練講座を修了した場合、受講費用の一部が支給されます。

転職活動中はもちろん、在職中でも受給できるのが大きな特徴です。転職に向けてスキルアップしながら、費用の一部を国に負担してもらえるため、転職の合間の時間を有効活用できます。

✅ 教育訓練給付金の3つの魅力:
① 在職中でも退職後でも受給できる(雇用保険加入歴が条件)
② 講座費用の20〜70%(最大56万円)が支給される
③ 対象講座が幅広い(IT・語学・介護・医療・ビジネス系など)

3種類の給付金と給付率

一般教育訓練
給付金

20%

上限10万円。英語・簿記・ITなど幅広い講座が対象。最も利用しやすい。

特定一般教育訓練
給付金

40%

上限20万円。即戦力性の高い資格(介護職員初任者研修、大型免許など)が対象。

専門実践教育訓練
給付金

50〜70%

上限56〜112万円。看護師・ITエンジニア養成など長期・高度な訓練が対象。

専門実践教育訓練給付金の詳細

専門実践教育訓練は給付率・上限額が最も高い給付です。受講中は受講費用の50%(年間上限40万円)が支給され、受講修了後に資格取得等の目標を達成し、かつ就職等した場合には追加で20%(年間上限16万円)が支給されます。

訓練期間は最長4年、支給額の上限は最大224万円(4年間)に上ります。

給付金の対象となる主な講座ジャンル

分野主な資格・講座例給付タイプ
IT・デジタルAWS認定・ITパスポート・Pythonプログラミング・情報処理技術者一般〜専門実践
語学TOEIC対策・英会話スクール・中国語検定一般
会計・ファイナンス簿記2〜3級・FP2〜3級・税理士・社会保険労務士一般〜専門実践
介護・福祉介護職員初任者研修・介護福祉士・社会福祉士特定一般〜専門実践
医療・看護看護師・准看護師・診療放射線技師・理学療法士専門実践
ビジネスMBA・中小企業診断士・キャリアコンサルタント一般〜専門実践
美容・調理美容師・調理師・製菓衛生師専門実践
運輸・物流大型自動車免許・フォークリフト技能講習特定一般

受給条件

種類雇用保険加入歴の条件
一般教育訓練受講開始日時点で雇用保険に加入中(在職者)または離職後1年以内。支給要件期間が通算1年以上(初回は1年以上の加入、2回目以降は3年以上)
特定一般教育訓練同上。支給要件期間が通算1年以上
専門実践教育訓練在職中または離職後1年以内。支給要件期間が通算3年以上(初回は2年以上の場合あり)
⚠️ 離職後の申請に注意:退職後に受講を開始する場合、受講開始日が離職日の翌日から1年以内であることが条件です。1年を超えると対象外になるため、転職活動と並行して早めに申請の検討を始めましょう。

対象講座の探し方

教育訓練給付の対象講座は、厚生労働省の「教育訓練講座検索システム(通称:JOBTAG)」で検索できます。全国で約14,000以上の講座が登録されています。

検索のポイント

「取得したい資格名」「スキル名」「地域」「受講形態(通学/オンライン)」などで絞り込めます。最近はオンライン受講可能な講座も増えており、転職活動と並行して受講しやすくなっています。

キャリアコンサルタントへの相談

専門実践教育訓練給付を受給する場合は、受講前にハローワークで「訓練前キャリアコンサルティング」を受けることが必須です。自分の職業訓練の必要性や目標を整理するためにも、無料で利用できるハローワークのキャリアコンサルティングを活用しましょう。

申請手続きの流れ

給付金の種類によって申請タイミングが異なります。

一般・特定一般教育訓練の場合

受講修了後1ヶ月以内にハローワークで申請します。必要書類:教育訓練給付金支給申請書、教育訓練修了証明書、領収書、本人確認・住所確認書類、雇用保険被保険者証など。

専門実践教育訓練の場合

受講中は6ヶ月ごとに支給申請を行います(受講中給付)。修了後に資格取得・就職した場合は、修了日翌日から30日以内に追加支給申請を行います。受講開始1ヶ月前までに「訓練前キャリアコンサルティング」を受け、「受給資格確認申請」をハローワークで行うことが必要です。

転職活動中の活用術

失業保険と併用できる

失業保険(基本手当)を受給しながら、公共職業訓練や求職者支援訓練を受講することが可能です。ただし、教育訓練給付金と失業保険は別の制度です。特定の条件下では「教育訓練支援給付金」として追加給付も受けられます。

転職に有利なスキルを取得しながら給付を受ける

転職活動中にITスキル(プログラミング、クラウド、データ分析)やビジネス系資格(簿記、FP、中小企業診断士)を取得することで、転職の競争力が高まると同時に給付金も受け取れます。特にIT系は多くの講座が対象となっており、転職市場での需要も高いため一石二鳥です。

在職中から計画的に申請する

退職前から受講を開始しておくと、受講期間中の収入を維持しながらスキルアップができます。会社の人材育成制度(会社負担の研修)との重複は対象外ですが、会社が対象としていない講座であれば在職中でも利用できます。

よくある質問

給付金は受講前にもらえますか?後払いですか?
一般・特定一般は受講修了後の後払いです。専門実践教育訓練は受講中に6ヶ月ごとに支給(前払いに近い形)と、修了後の追加支給の組み合わせです。いずれにしても受講費用は一旦自己負担が必要です。
オンライン講座も対象になりますか?
はい、厚生労働省が指定した対象講座であればオンライン形式でも対象になります。対象かどうかは受講前に講座検索システムで確認してください。
複数の給付金を同時に受給できますか?
教育訓練給付金と失業保険(基本手当)は、公共職業訓練受講中以外は基本的に同時受給できます。ただし訓練内容や状況によって取り扱いが異なるため、ハローワークで確認しましょう。
講座を途中でやめた場合はどうなりますか?
一般・特定一般教育訓練は修了が条件のため、途中でやめると給付は受けられません。専門実践教育訓練は、受講中に一度支給を受けていても、修了できなかった場合は追加給付(20%部分)は受けられません。

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